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成人式は何時に行くべきなのか?準備にかかる時間の目安と逆算する方法

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成人式は何時に行くべきなのか?準備にかかる時間の目安と逆算する方法

成人式が近づくと、「いったい何時に行くのが正解なの?」と不安になりますよね。

特に女性の振袖の場合、美容院の予約時間や準備にかかる時間が分からず、当日の起床時間や移動時間をどう組めばいいか悩む方も多いかなと思います。

また、お住まいの地域によっては式典が午前と午後の二部制だったりして、ますます「自分の場合は何時?」と混乱してしまうかもしれません。

この記事では、そんな「成人式に何時に行くか」という疑問を解消するために、美容院や会場への到着目安時間から、当日のスケジュールを逆算して計画する方法まで、しっかり解説していきますね。

この記事を読んでわかること
  • 成人式当日のスケジュールを逆算する具体的なステップ
  • 【女性・振袖】美容院での準備にかかる総時間と内訳
  • 【男性】袴とスーツで異なる当日の動き方
  • 失敗しないための「予備時間」の考え方と移動手段

成人式に何時に行くか逆算する6ステップ

成人式当日のスケジュールを成功させる鍵は、「式典の開始時刻」からすべてを逆算することです。この逆算こそが、一生に一度の日を余裕持って楽しむための絶対ルールですね。

当日は早朝からの準備、着付け、ヘアメイク、移動、式典、写真撮影、同窓会と、非常に慌ただしい一日になります。

この過密スケジュールを無事にこなし、遅刻やトラブルを避けるためには、すべての基準となる「式典の開始時刻」から行動計画を立てるのが最も重要なんです。

まずは、具体的な計算方法を6つのステップで見ていきましょう。

当日のスケジュールを計算する「6つのステップ」

  1. ステップ1: 自治体(市区町村)が発表する「式典の開始時刻」を正確に確認する。
  2. ステップ2: 会場の「開場時刻」を調べ、友人との写真撮影も考慮した「会場への到着目標時刻」を決める(通常、開始30分~1時間前)。
  3. ステップ3: 会場までの「移動時間」+「予備時間(バッファー)」を計算し、「出発時刻」を決める。
  4. ステップ4: 「出発時刻」から逆算し、美容院での「準備完了時刻」を決める。
  5. ステップ5: 準備(ヘア・メイク・着付け)の「総所要時間」を確保し、美容院の「予約時刻」を決める。
  6. ステップ6: 美容院への移動や朝食・身支度を考慮し、「起床時刻」を決定する。

美容院へは何時に行く?目安について

まず、振袖を着る女性の場合、美容院や着付け会場へ行く時間の目安は、式典開始の「4時間〜5時間前」です。

例えば、式典が午前10時開始なら、逆算すると美容院には早朝5時〜6時に行く計算になります。

「そんなに早いの?」と思うかもしれませんが、これには明確な理由があります。この「4時間~5時間前」という時間には、以下の要素がすべて含まれています。

「4時間~5時間前」の内訳イメージ

  • 準備時間 (約2時間半): ヘアセット、メイク、着付けの実作業時間。
  • 準備の予備 (約30分): 当日の混雑やヘアメイクの悩みで押す可能性を吸収する時間。
  • 移動時間 (例: 30分~1時間): 美容院から式典会場までの通常の移動時間。
  • 移動の予備 (約30分~1時間): 会場周辺特有の「ピンポイント渋滞」を乗り切るためのバッファー。

これらをすべて逆算して足していくと、どうしても「式典開始の4〜5時間前」には美容院での準備をスタートする必要がある、ということなんですね。

式典会場へは何時に行く?写真も考慮

次に、式典会場へ行く時間(=美容院を出発する時間)ですが、これは式典開始の「30分〜1時間前」に到着できるよう設定するのが理想です。

多くの会場では、式典開始の1時間ほど前に「開場」します。

この開場から式典開始までの時間が、久しぶりに会う友人たちとゆっくり再会し、最も多く写真を撮れる「ゴールデンタイム」なんです。

式典が始まってしまうと、当然ながら私語は慎まなければなりませんし、終わった後はみんな一斉に移動を始めるので、意外とゆっくり話す時間がありません。

もし到着がギリギリになると、慌てて席に着くことになり、この貴重な時間を失ってしまいます。余裕を持った到着が、たくさんの思い出を残すための重要なコツですね。

振袖の準備時間は合計でどれくらい?

振袖の場合、美容院での準備(ヘアセット・メイク・着付け)にかかる時間の目安は、合計で約2時間から2時間半が一般的です。

ただし、これはあくまで作業そのものにかかる時間です。

成人式当日の美容院は、一年で最も混雑する日の一つと言っても過言ではありません。予約が集中し、多少スケジュールが前後することも予想されます。

また、希望のヘアメイクのイメージが定まらずに当日悩んでしまうと、想定より時間がかかることもあります。

ですから、実際の作業時間が2時間半だとしても、予期せぬ遅れを吸収するために、少なくとも30分の「準備の予備時間」を見込み、合計「3時間」の枠を確保して予約すると安心かなと思います。

準備時間の内訳(目安)

  • ヘアセット:約40分〜1時間
  • メイク:約30分〜1時間
  • 着付け:約40分〜1時間

着付けにかかる時間の目安

振袖の「着付け」単体にかかる時間は、約40分〜1時間が目安です。

振袖の着付けは、洋服を着るのとは全く違い、体型に合わせてタオルなどで補正をしたり、華やかな帯結び(お太鼓ではなく、変わり結びなど)をしたりと、かなり手の込んだ作業になるため、時間がかかります。

お手洗いなども、着付けが始まる前に必ず済ませておくようにしましょう。

美容院に行くときの服装に注意!

ここで、当日のスケジュールを左右する重要なポイントが「美容院へ行く服装」です。

必ず「前開きの服」で行くこと

当日は、シャツやカーディガン、ジッパー付きのパーカーなど、前が開く服を選んでください。

美容院ではヘアセットやメイクを先にしてから、最後に着付けをすることが多いです。

もしTシャツやセーター、ハイネックなど、頭からかぶるタイプの服を着ていくと、着替える際にせっかくセットした髪型が崩れたり、メイクが服に付いたりする大惨事になりかねません。

この小さなミスが、修復不可能な遅れを生む原因にもなるので、本当に注意してくださいね。

ヘアメイクにかかる時間の目安

準備の内訳として、ヘアメイクにかかる時間は以下の通りです。これらもあくまで目安として考えてくださいね。

ヘアセット:約40分〜1時間

髪の長さや、希望するアレンジ(アップスタイル、編み込みなど)によって所要時間は変動します。

希望のイメージがある場合は、雑誌の切り抜きやスマートフォンの画像など、参考になる写真を持参すると非常にスムーズです

口頭だけでニュアンスを伝えるのは難しいので、美容師さんとイメージを共有するためにも準備しておきましょう。

また、かんざしや花飾りといった「髪飾り」は、美容院では用意されていない場合がほとんどです。

当日忘れると、せっかくのヘアセットが寂しい印象になってしまうので、前日までに必ずカバンに入れておきましょう。

メイク:約30分〜1時間

振袖に負けないよう、普段よりもしっかりとした華やかな和装メイクが施されます。

こちらも、希望のイメージ(例えば「可愛らしい感じ」「クールな感じ」など)があれば、参考写真を持参すると伝わりやすいですよ。

男性が成人式に何時に行くかは服装次第

続いては男性編です。男性の場合、「何時に行くか」は選ぶ服装によってスケジュールが大きく変わってきますね。

女性のように早朝から美容院へ行くパターンは、袴を着る場合以外は少ないかもしれません。

男性の袴の着付けにかかる時間

紋付袴(はかま)を着る場合、女性の振袖と同じように着付けが必要です。

  • 着付け所要時間:約30分〜40分
  • ヘアセット所要時間:約15分〜30分

振袖に比べると、着付けやヘアセットにかかる時間は大幅に短くなります。

準備時間の合計は約1時間〜1時間半程度を見込めばよいでしょう。

とはいえ、油断は禁物です。女性と同様に、会場への移動時間や混雑を考慮した予備時間(バッファー)を足して、逆算する必要がありますね。

式典開始の2時間半~3時間前には、着付け会場や美容院に到着しておくと安心かなと思います。

男性がスーツで行く場合の注意点

スーツで出席する場合、当日のスケジュールは非常にシンプルです。

朝起きて、髭を剃ったり髪をセットしたりと身支度を整え、スーツに着替えるだけ。

美容院での着付けや特別なヘアセットは不要なため、式典会場への移動時間から逆算して、余裕を持って自宅を出発すればOKです。

ただし! スーツの男性には、当日よりもはるかに重要な「もう一つの時間」が存在します。

スーツは「いつ準備するか」が最重要

スーツの場合、「何時に行くか」という問いの答えは、「式典の3ヶ月前にオーダースーツ店へ行く」ことかもしれません。

  • オーダースーツの場合:2ヶ月〜4ヶ月前

    オーダースーツは、採寸や生地選びから始まり、仕上がりまでに約2ヶ月かかるのが一般的です。さらに、仕上がった後の微調整(お直し)の時間も考慮すると、3〜4ヶ月前に注文を開始するのが推奨されます。1月の成人式なら、遅くとも10月中には発注を完了させておくのが理想的ですね。

  • 既製品スーツの場合:

    既製品であっても、裾上げなどのお直しに数日かかる場合があります。また、成人式が近づくと、人気のモデルや標準的なサイズから売り切れてしまう可能性もあります。慌てて選ぶことのないよう、こちらも余裕を持った準備をおすすめします。

会場到着は何分前がベスト?

これは振袖・袴・スーツ、全員に共通する話ですね。先ほども触れましたが、会場には「開始時刻の30分~1時間前」に到着するのがベストです。

この時間が、友人たちと再会を喜び、最もリラックスして写真を撮れる「ゴールデンタイム」だからです。

そして、この時間を守るために重要なのが「2種類の予備時間」をスケジュールに組み込むことです。

「準備の予備」と「移動の予備」

スケジュールに組み込むべき予備時間(バッファー)は、目的が異なる2種類が存在します。

  1. 準備の予備(約30分):

    これは美容院・着付け会場での遅れを吸収するためのバッファーです。当日の混雑や、ヘアメイクの微調整などで時間が押す可能性を考慮し、準備時間そのものに余裕を持たせます。

  2. 移動の予備(30分~1時間):

    これは美容院から式典会場への移動に充てるバッファーです。特に注意が必要なのが、この「移動の予備」です。これは通常の交通渋滞のためだけではありません。

警告:会場周辺の「ピンポイント渋滞」に注意

成人式当日、会場周辺では、同じ時間帯に数千人の新成人やその家族の送迎車が集中します

これにより、会場付近だけで特有の大規模な渋滞や混雑が発生するんです。

自治体が交通規制を行う場合もあります。

「普段なら15分で着く距離だから」という感覚でいると、全く動かない車の列にはまってしまい、式典に間に合わない…という最悪の事態になりかねません。

通常の移動時間に加え、この「会場ピンポイント渋滞」を乗り切るために、最低でも30分、できれば1時間近い追加の余裕をみてください。

当日の移動手段は車が推奨?

振袖を着た当日の移動は、普段の服装とは全く異なります。

可能であれば、公共交通機関(電車やバス)よりも、タクシーや家族の車での送迎が強く推奨されます。

その理由は以下の通りです。

  • 天候リスクの回避:

    成人式は1月の厳寒期です。もし雨や雪が降った場合、振袖やセットした髪型が濡れるのを防ぐ必要があります。車なら会場の直近まで移動できます。

  • 移動の困難さ(着崩れ防止):

    振袖は歩きにくく、慣れない草履での長距離移動は大きな負担です。駅の階段の上り下りや、混雑した車内での移動は、着崩れ(特に帯)や髪型の乱れを引き起こす最大の原因となります。

  • 疲労の軽減:

    早朝からの準備で疲労が溜まっている中での移動は大変です。車で座って移動できるだけで、体力を温存できます。

ただし、先述の通り「ピンポイント渋滞」のリスクはあるため、時間には最大限の余裕を持って出発してくださいね。

式典は何時に終わる?同窓会は何時から?

自治体の式辞や来賓の祝辞などがメインとなる式典自体の所要時間は、比較的短い傾向にあります。

多くの例で、約40分から1時間程度で終了します。

例えば、午前10時に開始した式典は11時には終了し、午前10時半開始の場合は11時10分(所要40分)に終了しています。

問題はその後です。

式典の後に開かれる同窓会や二次会は、多くの場合、夜(例:17時半や18時受付開始)に設定されます。

つまり、式典終了(例:11時)から同窓会開始(例:18時)まで、5時間以上の「空白の時間」が生まれるんです。

多くの新成人は、この時間を利用して一度帰宅し、高価で動きにくい振袖からドレスやスーツに着替え、休憩をとってから夜の同窓会に向かうのが一般的ですね。

豆知識:記念撮影は「いつ撮るか」問題

スタジオでのプロによる記念撮影を「いつ行うか」は、当日のスケジュールと満足度を大きく左右します。

  • 選択肢1:前撮り(最も推奨)

    成人式の数ヶ月前など、別日に余裕を持って撮影を済ませておく方法です。これにより、成人式当日は早朝の準備と式典に集中でき、スケジュールに大きな余裕が生まれます。

  • 選択肢2:当日撮影

    式典終了後(例:14時頃)にフォトスタジオで撮影するパターンです。これは最もハードなスケジュールであり、早朝4時半起きの疲労が顔に出やすく、ヘアメイクや着付けも朝の仕上がり直後と比べると多少崩れている可能性があります。

  • 選択肢3:後撮り

    成人式が終わった後、2月以降の落ち着いた時期に撮影します。混雑を避け、スタジオや振袖をゆっくり選べるメリットがあります。ただし、式典当日のレンタルとは別に、撮影のための振袖レンタル料や着付け・ヘアメイク代が再度発生するため、費用が割高になる傾向があります。

スケジュールと体力の両面から、私としては「前撮り」が一番おすすめかなと思います。

成人式に何時に行くかは自治体次第

ここまで様々な目安時間をお伝えしてきましたが、最も重要な結論です。

あなたの当日のスケジュールを決定する唯一無二で最も重要な情報は、あなたの住民票がある市区町村の公式ウェブサイトで発表される「成人式(二十歳のつどい等)の開催概要」です。

本記事で示した時間は、すべて「一般的な例」に過ぎません。美容院に電話する前に、まずはご自身の自治体の情報を確認してください。

ケーススタディ:横浜市2025年の例

なぜ地域の情報が不可欠なのか、2025年の横浜市の例が明確に示しています。

  • 二部制(入れ替え制)の採用:

    横浜市では、会場(横浜アリーナ)の収容人数の都合上、式典を午前(10:30開始)と午後(13:30開始)の2回に分けて実施します。(※年度により開始・終了時刻は変動する可能性があります)

  • 時間帯は「区」によって指定される:

    参加者は、午前か午後かを自由に選べるわけではありません。住んでいる「区」によって参加できる回が厳格に指定されています。例えば、港北区や緑区の住民は午前の部、鶴見区や戸塚区の住民は午後の部に割り当てられます。

  • 詳細な時刻の明記:

    市は「開始時刻」だけでなく、「開場時刻」(午前の部は9:30開場)や「終了時刻」(午前の部は11:10終了)も明確に告知します。これが、逆算スケジュールの基礎データとなります。

  • 交通規制の公式な警告:

    市は公式に「当日は交通規制が行われる」「会場周辺は大変混雑する」と警告し、公共交通機関の利用を促しています。これは、先ほど述べた「移動の予備時間」が必須である強力な裏付けとなります。

(出典:横浜市「二十歳(はたち)の市民を祝うつどい」

このように、自分が「何時に行くべきか」を知る本当の第一歩は、まず自治体のウェブサイトを確認することなんですね。

完璧な一日を過ごすための最終チェックリスト

  1. 今すぐ確認: 自分が住む市区町村の公式ウェブサイトで、「式典開始時刻」「開場時刻」、そして自分が「午前・午後のどちらの回か」を正確に把握する。
  2. 3ヶ月前(男性・スーツ): オーダースーツを検討している場合、10月頃までには店舗へ行き、注文を完了させる。
  3. 予約時: 式典開始時刻から逆算し、移動+予備時間(1時間~1時間半)、準備時間+予備時間(3時間)を確保した上で、美容院・着付けの「開始時刻」を決定し、予約する。
  4. 計画時: 「準備の予備(30分)」と「移動の予備(30分~1時間)」の2種類のバッファータイムを必ずスケジュールに組み込む。
  5. 前日: 当日美容院へ着ていく「前開きの服」を準備する。髪飾りや撮影用の小物など、持ち物をすべて揃えておく。
  6. 当日: 軽めの朝食をとり、予約した美容院の開始時刻よりも「やや早め」に到着するよう、余裕を持って家を出る。

本記事で紹介した時間はあくまで一般的な目安です。

必ずご自身の市区町村の公式ウェブサイトで正確な情報を確認し、そこから逆算して、あなただけの完璧なスケジュールを立ててくださいね。