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成人式はネクタイなしでも大丈夫?ノーネクタイの印象と注意点

成人式

成人式はネクタイなしでも大丈夫?ノーネクタイの印象と注意点

一生に一度の晴れ舞台である成人式。

スーツの着用を考えているものの、ネクタイなしのスタイルはマナーとして問題ないか、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

普段ノーネクタイで過ごすことが多いと、どの程度のフォーマルさが求められるのか気になりますよね。

また、万が一ネクタイを忘れた場合の対処法や、ループタイのようなアイテムは着用しても良いのか、ネクタイの色選び方など、疑問は尽ないものです。

この記事では、成人式にネクタイなしで参加する場合の基本的なマナーから、スーツ周りのアイテム選びまで、皆さんの疑問を解消します。

大人の第一歩を、自信を持った装いで踏み出せるよう、着こなしのポイントを詳しく見ていきましょう。

この記事を読んでわかること
  • 成人式でネクタイなしの場合のマナー
  • ネクタイを忘れた時の具体的な対処法
  • スーツに合わせるネクタイ以外の選択肢
  • 成人式の服装に関するその他の疑問点

成人式はネクタイなしでも大丈夫?

この章の内容
  • 成人式はノーネクタイでも問題ない?
  • ネクタイがあった方が良いケースとは
  • ネクタイを忘れた場合はどうする?
  • ループタイ着用で出席するのはあり?
  • 成人式のネクタイの色はどう選ぶ?
  • 同窓会はネクタイなしでも大丈夫?

成人式はノーネクタイでも問題ない?

結論から言うと、成人式にノーネクタイで参加しても、必ずしもマナー違反になるわけではありません

近年、環境省が推進するクールビズ(COOL BIZ)のように、ビジネスシーンでもノーネクタイが許容される場面が増え、服装の多様化が進んでいます。(参照:環境省「令和6年度クールビズについて」

成人式は、日本の伝統的な儀式である「元服」を由来とする、冠婚葬祭の「冠」にあたる公的な式典です。

そのため、格式ある場にふさわしい服装が求められますが、結婚式や葬儀ほど厳格な服装規定があるわけではないため、個性を表現する余地はあります。

ただし、ネクタイを着用したスーツスタイルが最もフォーマルで基本の装いであるため、ノーネクタイはカジュアルな印象を与える可能性があることは理解しておきましょう。

ノーネクタイで参加する場合は、だらしなく見えないように着こなしを工夫することが非常に重要です。

ノーネクタイで参加する場合のポイント

ノーネクタイスタイルを成功させる鍵は、清潔感と「きちんと感」です。

まず、シャツのボタンは第一ボタン(台襟ボタン)のみを開け、2つ以上は開けないようにしましょう。

複数のボタンを開けると、胸元がはだけてしまい、カジュアルすぎたり、だらしない印象になったりする可能性があります。

また、襟がヨレていると清潔感に欠けるため、襟元がしっかりしたシャツを選ぶことも大切です。

ノーネクタイスタイルに適した、襟の形が崩れにくいボタンダウンカラーホリゾンタルカラーのシャツを選ぶのがおすすめです。

ネクタイがあった方が良いケースとは

ノーネクタイが許容される場合もありますが、社会的な慣習としてネクタイを着用した方が望ましいケースも存在します。

TPOをわきまえ、場にふさわしい服装を心がけるのが大人のマナーです。

例えば、以下のような場合は、周囲への配慮や敬意を示すためにも、ネクタイを着用する方が無難と言えるでしょう。

ネクタイ着用が推奨されるケース

  • 格式の高い会場: ホテルや歴史ある公会堂など、格式の高い式典会場で成人式が行われる場合、会場の雰囲気に合わせてよりフォーマルな装いが求められます。
  • 恩師や来賓への配慮: 式典にお世話になった恩師や地域の来賓が出席する際には、敬意を示す意味でも正装であるネクタイ着用が望ましいでしょう。
  • 写真撮影: 一生残る記念写真を撮る際は、最もフォーマルなスタイルであるネクタイ着用の方が、数年後、数十年後に見返したときに後悔が少ないかもしれません。

判断に迷った場合は、とりあえずネクタイを着用していくのが最も安全な選択です。

ネクタイをしていれば、服装のマナーについて指摘される心配はまずありません。

もし会場の雰囲気が思ったよりカジュアルであれば、途中で外すという選択もできますよ。

ネクタイを忘れた場合はどうする?

成人式当日に「ネクタイを忘れた!」と気づいても、慌てる必要はありません。

まずは落ち着いて、できる限りの対処を試みましょう。

最初に試すべきなのは、会場の近くでネクタイを購入できないか探すことです。

駅の近くのコンビニエンスストアや、ショッピングモール、スーツ量販店、デパートなどで販売している可能性があります。

時間に少しでも余裕があれば、探してみる価値は十分にあります。

もし購入が難しい場合は、一緒にいる家族や友人に予備のネクタイを持っていないか尋ねてみるのも一つの手です。

意外な人が予備を持っているかもしれません。

どうしても手に入らない場合

どうしてもネクタイが手に入らない場合は、ノーネクタイで参加することになります。

その際は、清潔感を最大限に意識し、だらしない印象を与えないように注意しましょう。

前述の通り、シャツの第一ボタンだけを開け、襟元をきちんと整えることが大切です。

姿勢を正し、堂々とした態度で臨めば、きちんと感を演出でき、周囲に与える印象も大きく変わります。

ループタイ着用で出席するのはあり?

ループタイは、一般的なネクタイとは異なるアクセサリーで、よりカジュアルでおしゃれな印象を与えます。

成人式での着用は「絶対にNG」というわけではありませんが、非常にカジュアルなアイテムであると認識しておく必要があります。

成人式は公的な式典であるため、基本的にはフォーマルなネクタイが推奨されます。

ループタイは、どちらかといえば二次会や同窓会のような、よりくだけたパーティーシーンに適したアイテムと言えるでしょう。

ただし、服装の規定は地域や会場の雰囲気によっても異なり、ファッションとしての表現の自由を重視する考え方もあります。

しかし、フォーマルな場では周囲から浮いてしまう可能性も考慮すべきです。

もしループタイを着用したいのであれば、それはフォーマルな装いではなく、あくまで個性的なファッションとしての選択だと割り切ることが大切です。

スーツやシャツをシンプルにまとめ、ループタイが主役になるようなバランスの良いコーディネートを意識すると良いでしょう。

成人式のネクタイの色はどう選ぶ?

もしネクタイを着用する場合、色や柄の選び方で印象が大きく変わります。

成人式はお祝いの場なので、リクルート活動で使うような地味なものや、普段のビジネスシーンで使うような落ち着いたものよりも、少し華やかでお祝いにふさわしいものを選ぶのがおすすめです。

最も人気があり定番なのは、上品な光沢のあるシルバー系のネクタイです。

フォーマル感がありながら地味になりすぎず、どんな色のスーツにも合わせやすいのが魅力です。

その他、白や、シャンパンゴールド、淡いパステルカラー(サックスブルーや薄いピンクなど)もお祝いの席にふさわしいでしょう。

スーツの色別 おすすめネクタイカラー

スーツの色おすすめのネクタイの色
ネイビースーツシルバー、ブルー系、グリーン系、ボルドー
グレースーツシルバー、パープル系、ネイビー、ピンク系
ブラックスーツシルバー、グレー、パープル系、ブルー系

注意点として、黒無地のネクタイは弔事(お葬式)を連想させるため、絶対NGです。

また、真っ白なネクタイは結婚式で主賓などが着用するイメージが強いため、避けた方が無難な場合もあります。

ビジネス感が強いデザインや、あまりにも奇抜なキャラクター柄などは、せっかくのスーツスタイルを損なう可能性があるので避けた方が良いでしょう。

同窓会はネクタイなしでも大丈夫?

成人式の式典が終わった後、同窓会や二次会に参加する方も多いでしょう。

式典に比べて、同窓会はよりカジュアルな雰囲気であることがほとんどなので、ネクタイなしのスタイルで全く問題ありません

ただし、服装の自由度は会場の格式に大きく左右されます。

事前に会場の雰囲気を調べておくと、服装選びで失敗することがありません。

会場の種類服装の目安
ホテルや高級レストランセミフォーマルな装いが求められる場合があります。

ジャケット着用は基本とし、ノーネクタイでも上品なシャツを選ぶなど、きれいめなコーディネートを意識しましょう。

居酒屋やカジュアルなレストランスーツのジャケットを脱いだり、よりリラックスした服装に着替えたりしても良いでしょう。

いわゆる「ジャケパン」スタイルも、このような場には最適です。

式典にスーツで参加した場合、二次会ではネクタイを外すだけで、簡単にリラックスした雰囲気に切り替えることができます。

久しぶりに会う友人との再会を楽しむ場なので、堅苦しくなりすぎず、TPOに合わせたおしゃれを楽しみましょう。

成人式はネクタイなしでも問題ない?その他の着こなし

この章の内容
  • 成人式のスーツでネックレスは付けていいの?
  • 成人式にコートはいらない?あった方がいい?
  • ベストはいらない?寒いならあってもいい?
  • 成人式でタートルネックはあり?
  • 男の服装でスーツ以外は何がある?
  • 成人式に私服で行くと浮く?

成人式のスーツでネックレスは付けていいの?

スーツスタイルにおいて、アクセサリーの選び方は意外と難しいポイントです。

特にネックレスについては、ビジネスシーンやフォーマルな場では基本的に着用しないのがマナーとされています。

ワイシャツの襟元からネックレスが見えると、どうしてもカジュアルな印象が強くなり、式典の厳粛な雰囲気にはそぐわない可能性があります。

成人式も社会的なお祝いの場であるため、ネックレスの着用は避けた方が無難です。

指輪やブレスレット、ピアスなども同様に、華美なものはビジネスやフォーマルの場では控えるのが一般的です。

おしゃれを楽しみたい気持ちは分かりますが、スーツスタイルではネクタイピンカフスボタンといった、スーツ専用のアクセサリーで個性を出すのがスマートです。

これらはフォーマルな場でも正式に認められている装飾品なので、安心して取り入れられますよ。

上品なデザインのものを選べば、Vゾーンや袖口にさりげない華やかさをプラスできます。

成人式にコートはいらない?あった方がいい?

多くの地域で成人式が行われる1月は、一年で最も寒い時期です。

例えば、気象庁のデータによると、東京の1月の平均気温は5.4℃とされています。(参照:気象庁「東京 平年値(年・月ごとの値)」

そのため、コートは防寒対策として必須アイテムと言えるでしょう。

スーツだけでは会場への移動中に体が冷えてしまいますし、寒さで猫背になってしまっては、せっかくのスーツ姿も格好良く見えません。

また、コートは単なる防寒具ではなく、冬のフォーマルスタイルを完成させる重要なファッションアイテムです。

スーツに合ったコートを羽織ることで、季節感のある、より洗練された印象になります。

スーツに合わせるコートの選び方

スーツに合わせるコートは、普段着で使うようなカジュアルなものではなく、フォーマルなデザインを選ぶことが大切です。

具体的には、以下の3種類が定番とされており、それぞれの特徴を理解して選ぶと良いでしょう。

コートの種類特徴
チェスターコートジャケットのような襟が特徴で、フォーマル度が高くスタイリッシュな印象を与えます。
ステンカラーコートシンプルで着回しやすく、ビジネスからカジュアルまで幅広く活躍します。若々しい雰囲気を演出できます。
トレンチコート元々は軍用コートで、機能的なデザインが特徴です。大人っぽく、貫禄のあるスタイルに仕上がります。

ダウンジャケットやモッズコート、Pコートなどはカジュアルな印象が強いため、スーツとの組み合わせは避けましょう。

ベストはいらない?寒いならあってもいい?

スーツのベスト(ジレ)は必須アイテムではありませんが、着用することで多くのメリットがあるため、成人式の服装として非常におすすめです。

最大のメリットは、格段におしゃれでフォーマルな印象になる点です。

ジャケット・パンツ・ベストが同じ生地で揃ったスリーピーススーツは、通常のスーツスタイルよりも格式高い着こなしとされています。

ベストが一枚加わるだけで、Vゾーンが立体的になり、ぐっとこなれた雰囲気を演出できます。

ベストを着用するその他のメリット

  • 防寒対策: ジャケットの下にベストを着ることで、体を冷えから守る効果があり、寒い時期の式典には最適です。
  • 体型カバー: ベストはウエスト周りをすっきりと見せ、スマートなシルエットを作ってくれる効果も期待できます。
  • ジャケットを脱いでも様になる: 式典後の同窓会などでジャケットを脱いでも、ベストを着ていればきちんとした印象を保つことができます。

ベストを着用する際は、一番下のボタンは留めない「アンボタンマナー」を守るのが正しい着こなしです。

この小さなルールを守るだけで、よりスーツを着慣れた印象になります。

成人式でタートルネックはあり?

スーツにタートルネックを合わせるスタイルは、暖かくおしゃれな着こなしですが、成人式というフォーマルな式典での着用は、TPOを慎重に判断する必要があります

日本では、式典などのフォーマルな場ではワイシャツにネクタイというスタイルが基本とされているため、タートルネックはカジュアルな印象を与えかねません。

会社のドレスコードがオフィスカジュアルであれば許容されることもありますが、成人式で着用する場合は、ご自身の地域の慣習や会場の雰囲気を事前に確認しておくと安心です。

友人同士のパーティーなど、プライベートな場面では素敵なコーディネートですが、公的な式典では少し場違いに見えてしまう可能性があります。

もしタートルネックを選ぶのであれば、カジュアル感が強いざっくりとしたローゲージニットではなく、編み目が細かく上品なハイゲージのニットを選びましょう。

色はブラックやネイビー、チャコールグレーといったダークカラーが無難です。

ジャケットとの組み合わせで、きれいめな「ジャケパン」スタイルとしてまとめるのが良いでしょう。

男の服装でスーツ以外は何がある?

成人式の男性の服装として、スーツ以外で最も代表的な選択肢は、日本の伝統的な礼装である「紋付羽織袴(もんつきはおりはかま)」です。

紋付羽織袴は、男性の第一礼装とされ、非常に格式高い装いです。

黒紋付羽織袴が最も格式が高いですが、成人式では白や紺、グレーといった色紋付も人気があります。

成人式という人生の大きな節目に、日本の伝統衣装で臨むのは、非常に意義深く、思い出に残る選択と言えるでしょう。

スーツ姿の人が多い中で、凛とした袴姿はひときわ目を引き、写真映えもします。

最近では、式典当日は動きやすさやその後の同窓会への参加しやすさを考慮してスーツで参加し、記念写真だけを袴で撮影する「前撮り」も大変人気です。

これなら、友人との交流も楽しみつつ、特別な衣装での記念も残せるので、両方の良いところ取りができますね。

成人式に私服で行くと浮く?

結論から言うと、成人式に普段着のようなカジュアルな私服で参加するのは避けるべきです。

間違いなく周囲から浮いてしまい、悪目立ちしてしまう可能性が非常に高いでしょう。

成人式は、大人の仲間入りを社会的に祝うための公的な「式典」です。

参加者のほとんどが、女性は振袖、男性はスーツといったフォーマルな装いで出席します。

そのような場で一人だけTシャツにジーンズといった服装でいると、「TPOをわきまえていない」「場違い」と見なされ、ご自身だけでなく、ご家族も恥ずかしい思いをするかもしれません。

服装に厳密なルールがないとしても、それは「何を着ても良い」という意味ではなく、「式典にふさわしい服装の中から自由に選べる」と解釈するのが、社会人としての適切な判断です。

どうしてもスーツや袴を着用したくない特別な事情がある場合でも、最低限ジャケットを羽織り、パンツはチノパンやスラックス、足元は革靴にするなど、きれいめな「スマートカジュアル」を意識した服装を心がけましょう。

成人式はネクタイなしでも大丈夫?まとめ

この記事では、成人式にネクタイなしで参加する場合のマナーや、関連する服装の疑問について解説しました。

最後に、記事の要点をリスト形式でまとめます。

  • 成人式にノーネクタイは必ずしもマナー違反ではない
  • ただしカジュアルな印象を与える可能性があることを理解する
  • ノーネクタイの場合は第一ボタンのみを開け清潔感を保つ
  • 格式の高い会場や恩師がいる場合はネクタイ着用が無難
  • ネクタイを忘れたらまずは近くのお店で購入を試みる
  • どうしてもない場合は襟元を整えノータイで参加する
  • ループタイはカジュアル度が高いため式典には不向きな場合がある
  • ネクタイをするならシルバー系などお祝いらしい色を選ぶ
  • 黒無地のネクタイは弔事用なので絶対NG
  • 式典後の同窓会はネクタイなしで問題ないことが多い
  • スーツにネックレスはフォーマルな場では基本的に避ける
  • 1月の成人式では防寒対策としてコートは必須
  • コートはチェスターコートなどスーツに合うデザインを選ぶ
  • ベストを着用するとフォーマル度とおしゃれ度がアップする
  • タートルネックはカジュアルな印象になるためTPOを選ぶ
  • スーツ以外の選択肢としては伝統的な紋付羽織袴がある
  • 普段着のような私服での参加は悪目立ちするため避けるべき